2011年01月28日

花のうたかた

 春風の花を散らすと見る夢は さめても胸のさわぐなりけり

               ――『山家集』より 西行



 桜の季節にはまだ早いけれど、思わず目にとまってしまったのでご紹介。


  

 桜の花びらをかたどった石鹸なんだって。これは素敵だ〜
 デザインをしたのは近藤真弓さん。

 紙のようにうすく作られた石鹸で、水にさらさらと溶けてしまいます。
 使う時うきうきしそう。来客用やちょっとした贈り物によさそうです。

 そこでハタと「石鹸って、長い間放っておいたらパリパリになったり泡立たなくなったりするよねえ」と気になったのですが、製造日から一年と一応使用期限が設けられているようです。
 どうしても長くとっておきたくなりそうだけれど、さくさくっと早めに使い切ってしまうのが吉。

 ふわふわと泡立ってサラリと水に溶けてしまう桜の花びらの石鹸はうたかたの夢のよう。

「世の中を 夢と見る見る はかなくも」なんて。

 ――綺麗なものは儚いなあ。

 そんなもののあはれが醸される逸品です。



山家集 新訂 (岩波文庫 黄 23-1) 参考:
楽天市場:桜の花びら紙石鹸・さくら石鹸
デザイングッズのオンラインショップ caina.jp
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